UX道場 Meetup 01「受託のWebデザイナーでもできる実践的UXデザインことはじめ」に参加しました。

イベントの詳細

ちなみに内容は下記URLから全編見ることができるので詳しい内容は省きます。


興味深かったのは「簡易ペルソナ」のお話です。

動画内でも伊原力也さんがおっしゃっているように、ペルソナとは、本来ユーザー調査に基づいて作成するものです。

しかし、実際の現場ではそんな時間も予算もない、ということは多々ありますよね。。

そんなときに使えるのがこの「簡易ペルソナ」だとか。


リーンUXででてくるペルソナ ↓


ポイントは、調査に基づいていないということ

ちゃんと調査するペルソナは前提としてあるけど、時間無いときは簡易でもいいよね、という口調で、様々な著書にも書いているそうです。


簡易なので、ペルソナに求めるポイントも絞られている。

  • ユーザー観察はしない
  • 関係者の推定で作る
  • 合意形成が目的 (← 私はこれが一番だと思う)


反則的な技なので色々な問題もあるので、「暫定のものだよ」ということを強く押し出すことが重要になるとのことでした。

なので、下記のことに注意して共有すべきとのお話でした。


簡易ペルソナを作るワークショップ

「簡易」なので時間を掛けてられません。いかに早くペルソナをでっち上げて作るかが必要だと。

これがとても難しかった…

思考が遅く、モニャモニャと考えてしまう私には難題!

そしてお題自体が難しかったので、余計に手が止まった。

Adobe Max 2018のサイトを作るってお題なんだけど、目的やKPIがイベント自体になっていて、「ん?これは、何を作れば良いのだ…?」となり、思考がぐるぐるする。

↑ お題

でも、30分しかない。

こういうとき、私は「失敗したらどうしよう」や「まちがってたらどうしよう」などと、どうでもいいことばかりが浮かんできてしまい、手が動かない悪癖が出てくる。

間違ったってなんだってんだ!大体このお題が難しいんだよ!と開き直って書く。

それがこちらです。
行動の特徴とニーズが混ざってる上にゴール設定ができていない。未完成すぎる簡易ペルソナ。

途中までしか書けなかったですが、ありのままを晒します。

(え?そもそもこの用紙が何かって?それは動画を見てください!)


私はペルソナを考えているうちに結局近しい人間を思い浮かべてしまうこともあるんですが、簡易ペルソナの場合、それが顕著に現れてしまったように思いました。

実際、このペルソナは大阪にいる元同僚がモデルになっております。


その後、同じテーブルの人同士で発表。

上司と一緒に参加して同じテーブルだったので、いつもよりは緊張しなかったかな…?



ワークショップ感想

ペルソナは何回か作ったことがありました。

しかし、そのときはCS職も兼ねていたこともあり、お問い合わせを受け、その流れでユーザー分析をしていたので、ペルソナを作ることに迷いは生じませんでした。

このように、推定でしかも早く設定するという経験がなかったので、新鮮でした。


また、どうしても「ペルソナ」というと、名前や年齢、職業、在住地、趣味など、キャラ設定から入ってしまいがちです。(その方が楽しいから…)

今回、「そういったプロフィールは後から付いてくるものだ」ということを意識して作成したことも大いに勉強になりました。


現職では、時間も人材も費用も限られているため、ユーザー分析に掛けられる工数は正直そんなにありません。

まさにそんな現状のための「簡易ペルソナ」。

積極的に活用できればと思いました。

(ただし、自分の思い込みで作成しないように気を付けないと…ね。。)




後半トークセッション

印象に残ってる話を箇条書きにします。

◉ クライアントの場に連れて行かれるデザイナーになるには、という話。

デザイナーは連れて行っても話せないから連れていかない vs 連れて行かないからいつまでも話せるようにならない。
結論、書記でもなんでも良いから「連れて行くとメリットがある」と思われる人になる。
イラスト得意ならその場で描いて見せたり、XDでチャチャッと作ったり。
これはデザイナー職だけでなく何でもそうだ。
自分のバリューをアピールして、仕事を取りに行く。仕事を任せてもらえる人になるということ。
 大事。


◉ 自分の限界を上げるには、、、

今の2倍の仕事をする…というのは昔のマッチョ時代な話で、現代的に言うなら、今の仕事を半分の時間でする。
その訓練を続けると限界だと思ってた限界は限界じゃなくなる。


◉ 信じて物事を続ける。

UIトレースとか、ワイヤーフレーム描くとか、とにかく何でも続けていると力になる。
それがまた限界突破のための筋トレになる。


などなど、デザインマッチョなお話が聞けました。

久しぶりのデザインイベント、いろいろな刺激を受けました。