感想「デザインの授業 目で見て学ぶデザインの構成術」


ずっと読みたかったのですが、なかなか読めず、、、やっと読めました。

とてもよかったです!


「目で見て学ぶデザインの構成術」という副題のとおり、絵画や浮世絵、有名デザイナーの過去作品など様々な実例を元に、その見方を説明をしてくれていました。

私は、一般的に知られているような有名デザイナーや有名アートディレクターでも知らない場合が多く、そういった方々を知ることができたのもとても良かったです。


また上述のように実例を挙げて説明されていることで、筆者がこの本で強く何度も述べていた「デザインを読む力を養うことが大切」ということや、その「読む力」とは具体的に何なのか、どうすればいいのか、というコツのようなものが掴めたような気がします。


「整列」や「余白」、「まとまり」がデザインにとって大事なんですよ!という基礎的なことを取り扱ってるのはその他の初学者本とは変わらないのかもしれません。

(というか、基礎ってそんな多くないからどの本も本質的には変わらないと思うのです)


しかし、この本には「なぜ余白が大事なのか」「そもそも余白とは何なのか」というような本質的な見方、考え方をするための要素が詰まっていると感じました。

初学者向けのような打ち出しの本でしたが、実はある程度デザインはできるようになったが今一歩、次に進めない、という方向けのちょっと高度な本なんじゃないかな?思いました。    


デザインをしていて「本当にこれで良いのか」と不安になるのは、デザインに根拠が無いから

「良い判断」をし続けるためにも、様々なデザインに触れ、「見て学ぶ目」を養っていきたいと思います。

デザインって面白い、と改めて思わせてくれる一冊でした!


次は、Amazonでも高評価のシリーズ一冊目、「デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング」を呼んでみます!